マロニエファッションデザイン専門学校

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活躍する先輩たち

レモーダ パタンナー 岩井 梓 さん
レモーダ パタンナー 岩井 梓 さん

短大卒業後、マロニエに入学。数々の学内コンテストで入賞する。卒業後、国内のデザインオフィスに就職。約3年、カジュアル系ファッションを手がけた後にイタリアの服飾学校へ入学。その後、現地のパターンオフィスへ就職し、ドレスやコレクション出品用のパターンを経験。現在は、パタンナーとして幅広いブランドの商品を手がける一方、マロニエOBの小出真人氏とともに「Made in Me Project」に参画。

マロニエの魅力は?

人もそうですが、学ぶ内容が実践的なところです。マロニエでは、デザインからパターンまで服づくり全体を学びます。その経験は、イタリアでも役立っています。
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イタリアのパタンナーは感覚的。 厳しいけれど、そこがおもしろい。

さまざまなファッションブランドの製品の設計から製造までを行うODM(Original Design Manufactured)をしているイタリアの会社で、パタンナーとして働いています。パタンナーは、ラインを引いて、デザイナーが描いた服や小物のデザインを製作するための型をつくる仕事。でも、日本とイタリアでは、仕事のやり方がまったく違います。日本では、ラインの長さも曲線も細かく数値を決めますし、パタンナー自身がCADで型の図面をつくります。でも、イタリアではパタンナーとCADの人が分かれています。どちらかというと感覚的。そのぶん、デザイナーのイメージを具現化する"生きたライン"を引けないと、認めてもらえない厳しさはありますが、私はこちらの仕事の方が楽しいです。 こちらには、普通の人が一日3型つくるところを10型つくるようなマエストロ(巨匠)がいます。そんな人になるのが目標ですが、まだまだです。今は、とにかく自分の感覚とスキルを信じて、日々、一本一本のラインを迷わず引けるように意識しています。

本場で働き、生活しているうちに 自分の視野が大きく広がってきた。

日本で就職後、イタリアへ渡ったのは人に誘われたことがきっかけです。海外でやるのもおもしろいかなと軽い気持ちでした。ただ、日本での経験が通用するかどうか不安でしたし、イタリアでの就職には人脈が重要です。そこで、工業用パターンを学ぶ専門学校に入学して技術と人脈を得てから就職しました。今思うと、技術面は日本の方が優れている部分も多いんです。でも、海外で働く場合には言葉やビザなどが大変。そのため、私は、この方法で正解でした。ただ、中には何度も現地の会社にかけ合って仕事を得た日本の友人もいますし、要は本人の意欲次第だと思います。 イタリアに来てよかったことは、洋服の本場で歴史がありますし、考え方や視野が広がったことです。仕事の方法も、日本で習ったことがすべてではない、自分が良いと感じたことをやればいいと考えられるようになりました。もともと、オーダーメイドの服が好きなので、ゆくゆくは、着る人が「欲しい!」と感じる服を、その人と一緒につくっていくような仕事をしたいですね。

作品づくりが楽しかった学生時代。 先生や同級生は、私の財産です。

ものづくりが好きで、高校時代から服飾の世界に興味がありました。専攻は、自分の手でものをつくりたくて、当時のオートクチュール専攻(現・ファッションデザイン学科アパレルデザイン専攻)で学びました。学生時代の思い出は、数多くのファッションコンテストに参加したこと。作品づくりが楽しくて、学内ではよく入賞しましたが、学外ではいま一つでした(笑)。また、マロニエは、1年次は学科や専攻に関わらず一緒に学ぶので、友人もたくさんできました。今、一緒に「Made in Me Project」を進めている小出さんは1年次に同じクラスで、専攻が変わった3年次には一緒に「日伊コンテスト」に参加して賞を取りました。 マロニエの先生は、担任の方もそうでない方も温かいですね。厳しい面はありますが、それは学生を思ってのこと。だから、いまだに交流がありますし、お互いに「どうしているかな」と気になる存在です。何かあれば、話したいと思える先生や友人ができたことは、私の財産だと思います。