マロニエファッションデザイン専門学校

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活躍する先輩たち

Pierre Cardin(ピエール・カルダン)デザイナー 三浦公芳さん
Pierre Cardin(ピエール・カルダン)デザイナー 三浦公芳さん

マロニエ在学中、ファッション雑誌主催のデザインコンクールで「ピエール・カルダン賞」を受賞。卒業後、内定していた株式会社ワールドに入社するものの、同年夏には副賞の航空券を利用して渡仏。ピエール・カルダン氏に直談判し、在学中に培った実力と同社に対する熱い思いが評価され、その場で入社を認められる。翌年、株式会社ワールドからパリのピエール・カルダン社へと活躍の舞台を移し、現在同社のデザイナーとして28年目を迎えている。

マロニエの魅力は?

衣服の歴史から生地や糸の知識、縫製の技術、「いかにコンセプトを立てて、どうコレクションを創っていくか」まで、ファッションの基礎をしっかり身につけられます。

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  • ファッションクリエイション学科

在学中のコンクール入賞がきっかけでピエール・カルダン社へ。

高校2年の時、ファッションに興味を持った私は卒業後、フィーリングでマロニエを選びました。ファッションイラストが特別上手いわけでもなく、しかも縫製は嫌いでしたが、課題は着実にやり遂げていましたね。マロニエの雰囲気が好きで、また学べば学ぶほど授業に出席するのが楽しくなってきて、結局は3年間を通じて皆勤だったんじゃないかな。そんなマロニエでの勉強とは別に力を入れていたのが外部コンクールへのエントリーです。いくつかの大会で入賞しましたが、運命を変えたのはピエール・カルダン賞。これをきっかけに憧れだった同社に入社し、夢に見たパリでの仕事をスタートできたんです。ファッション業界には職場を転々とする人も少なくないですが、私はピエール・カルダン社の自由で刺激的な社風のもとでキャリアアップを図り、入社から28年目を迎えています。ピエール・カルダン社長は94歳の今も毎日アトリエに来る現役のデザイナー。針と鋏と想像力だけで成功を収めた彼を同じデザイナーとして、また人間としても尊敬しています。

比類なき挑戦、ゼロからのクリエイションを実践。

ピエール・カルダン社に勤めはじめて何よりも素晴らしいと感じたのは、事業展開に対してクリエイションを第一に考えていること。ビジネスである以上、売り上げも大切ではありますが、すでに流通している人気商品はもちろん流行を意識した商品開発は一切行いません。正真正銘、ゼロからのクリエイションを実践しているのです。もっとも何かを生み出すためにはインスピレーションを得ることも大切なんですが、その点美術館がたくさんあり、またコレクションの数も圧倒的に多いパリは恵まれた環境と言えるでしょう。一方、日常生活のなんでもない風景にも新しいファッションのヒントは転がっています。ふだんからいろんなことにチャレンジしてみることも大切ですよ。

今あらためて思う、ファッションが好きという気持ちの大切さ。

これからファッション業界で頑張ろうとしている皆さんには、ぜひ「ファッションが好き」という気持ちを持ち続けてほしい。ファッションがタッチする世界は驚くほど広いもの。現代はものすごい速さでテクノロジーが進歩していますが、これらも含めてファッションを好きであってほしいし、時に訪れるピンチを乗り越え、夢を実現するためにも本当に大切なことなんです。“好きが才能”とは、マロニエのコンセプトでもありますよね。私自身はベテランと言われてもおかしくないキャリアの持ち主ですが、これから学ぶこともまだまだあります。つねに職業人として、人間としてアップデートを繰り返し進化していきたい。ファッションの勉強には終わりがなく、それが最大の魅力でもあるからです。

※ピエール・カルダン
フランスのファッションデザイナー。クリスチャン・ディオールの立ち上げに参加し、数年後には自らのアトリエを開始。アバンギャルドなスタイルで一世を風靡する。オートクチュールの時代にプレタポルテのブランドを立ち上げたこと、「すべてのモノにいいデザインを与えよう」をコンセプトにライセンス事業を展開したことでも知られている。現在94歳にして、現役のデザイナーとして活躍中。